林 樹里 展

2020年7月13日 - 2020年7月18日

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現代は、全てを煌々と照らし実体ばかりを追い、影への感性が失われていった時代でもありました。“かげ・影” は、古くから人々に幅広い想像の種を与え魅了し、影をなぞったことが絵画の始原とする伝承も洋の東西を問わずあります。
影とは、実体というみずからを離れてその先におのずから現れるものです。
実体を明らかにしようと躍起になるのではなく、そのさきにおのずと生まれる影の世界にそっと目を向けることで、そこに真理が垣間見えるのではないかと思います。
こうした影への憧憬を背景に、生命の循環や生命が自然へ帰ろうとする最期に垣間見せる寛容さを表現したいと思います。

林 樹 里 
H A Y A S H I J u l i e

略歴

1989年大阪府吹田市生まれ
2013年東京藝術大学 美術学部 芸術学科 卒業
2015年東京藝術大学大学院 美術研究科文化財保存学専攻 保存修復研究領域(日本画)
2018年修士課程 修了
東京藝術大学大学院 美術研究科文化財保存学専攻 保存修復研究領域(日本画)
2018年博士後期課程 修了
博士(文化財)学位取得
「たらしこみの研究―尾形光琳筆「四季草花図巻」(個人蔵)の模写を通して―」
東京藝術大学大学院 専門研究員、芳泉文化財団 展覧会 学芸員
現在 東京藝術大学 COI拠点 特任助手、日本美術院 院友

展示・受賞歴

2013年Saran :グループ展(東京・さんさき坂カフェ): 以降毎年
2015年再興第100 回院展 初入選: 以降毎年
2016年有芽の会(池袋西武アートフォーラム): 以降毎年
2017年東京藝術大学大学院博士審査展(東京藝術大学 大学美術館)
2018年有芽の会(東京・池袋西武アートフォーラム):日本更生保護女性連盟会長賞 受賞
美しさの新機軸~日本画 過去から未来へ~:芳泉文化財団 助成研究発表展
(東京藝術大学 陳列館):展覧会運営も担当
2019年特選美術:ファインアートコレクション(心斎橋 大丸)
   SICF2019(表参道)
   現在 いま を映し出すアート展(仙台 三越)
アートオリンピア2019(東京都美術館)佳作
特別展|gift+Green Box展(横浜・gallery fu)
2020年林 樹里 展 (アートスペース羅針盤)